1,000年の歴史を有する中国磁器の街、景徳鎮磁器の青花。
英語名Blue and White、今も世界の人達を魅了し続ける青花。
元、明、清の青の発色の違いを感じてください。
日本人が今でも憧れる龍泉窯の青磁も展示します。
これも元、明、清の緑の違いを見せます。
青と緑の違いも実感できます。
なぜ、現代人が緑と表現する色を、青磁と呼ぶのか?
実際に見て実感してください。
そして天目茶碗
油滴、银毫,兔毫,禾木,黑釉、他
日本の茶人たちが愛した天目茶碗をぜひ、その目で確認ください。
①青磁
中国磁器の中でもっとも起源が古く、最も高貴な器であり、その範疇も多岐にわたる。
製造方法上の定義は、鉄分を含んだ釉薬が、還元焔焼成(いわゆる燻焼き)によって青く発色している。
漢の時代を青磁の起源するようであるが、
唐の越窯、北宋の汝窯、南宋の龍泉窯とそれぞれの時代にいっせいを風靡する窯が
色彩、形、意匠を創意工夫しながら、先達の域を越えよう作り手達がその美しさを追求していった。それぞれの時代に釉薬の青が変遷するのに加え、もうひとつの特徴がその磁器の断面に現れる気泡である。焼成の際、空気が釉薬に閉じ込められ気泡が閉じ込められ、
その泡が光を乱反射することで、古代の光を醸し出す。
②青花
景徳鎮が、磁土と磁石のブレンドによって蝉のように薄い磁器本体を極め、
コバルトの青顔料の導入によって、磁器表面に絵を描くことが出来た。この2つの技術革新によって、1,000年の現代に至ってもブルー&ホワイトの名を世界に知らしめるブランドを確立した。
元の大胆かつ鮮やかな青、明の多種多様なデザインと多様化する青、清の繊細さと究極の青を兼ね備えた青花の極み。
③天目茶碗
中国、日本のそれぞれの茶人やお茶の愛好者たちに、究極のお茶と器のマッチングを
発想させた黒の茶碗。
黒の食器に、主役の茶と堂々と共存するアイデンティー、命を吹き込んだ茶碗。
この3つのカテゴリーの中国磁器の一端をご覧頂きたいと思います。
以上 青花草堂主人より
「青花草堂所蔵 中国磁器展 2018年春季」
展示内容
青花草堂所蔵/中国磁器 20点程度+写真10点(中国の窯や製作過程など)
会期:2018年3月22日(木)~27日(水)
開場時間:午前11時~午後6時
※27日のみ午後5時まで
会場:ギャラリー華沙里/神奈川県麻生区上麻生1-10-6-205
小田急線新百合ヶ丘下車徒歩8分 「昭和音楽大学」前
入場料:無料
運営:A PEOPLE
お問い合わせ:bw_info@bw-antique.jp